HOME > 導入事例 > 来客分析サービス > 空間価値・エリア価値の定量評価としての活用事例

空間価値・エリア価値の定量評価としての活用事例

トレンドの活用事例

Vieureka来客分析サービスについて、最近のトレンドの活用事例をご紹介します。
主に公共施設や商業施設などで、その中の空間・エリアの利用状況を計測するために、当サービスをご利用頂く事例が増えています。

背景として、お客様が空間・エリア価値の向上を目的とした取り組みを行われることが増え、その価値を定量評価するための一つの指標として、利用人数を採用されることが多くなっているようです。お話を伺うと、空間価値の定量化を目的として、さまざまな種類のセンサーを取り付けたり、複雑なシステムを導入したりするケースもあるそうですが、いろいろ試してみた結果、シンプルに「利用者の人数」という指標に行きつく場合が多いようです。

わかりやすい事例を以下にご紹介します。

図1:休憩エリアのイメージ

施設内に図1のような休憩用エリアを新しくつくられ、そのエリアの利用状況について評価・検証が行われていたケースです。エリア内にある緑の植栽やテーブルのレイアウトを変えた場合に、利用人数や利用者の動きがどのように変わるかを検証することで、エリアの利用価値を評価し、価値の向上に取り組んでいらっしゃいました。

図2:休憩エリアの平面図

図2はこの休憩エリアの平面図を簡略化して表したもので、図中にVieurekaカメラの位置(2箇所)を示しています。左上の出入口付近に設置したカメラで、出入口の通過人数をカウントしており、このエリアの来場人数を計測しています。またエリアの左下隅に設置したカメラは、エリア内全体を俯瞰するように配置されており、各テーブルの利用状況を計測できるようになっています。さらにこのカメラでは人流モニタリング機能を利用することにより、図3の画像のようにエリアに入ってきた人がどこに向かうか、そしてどのゾーン(テーブル)を利用するかといった、より具体的な状況がビジュアルでわかるようになっています。

この例では、左側のテーブルのゾーン(楕円の網掛けの部分)に人の軌跡が多く出ているので、よく利用されていることがわかります。

図3:人流モニタリング画像(楕円の網掛けを後から加工しています)

この事例のように、Vieureka来客分析サービスでは来場人数がわかるだけでなく、AIカメラという特徴を生かして次のような付加価値を提供します。

  • エリア内のゾーンごとに利用人数・利用率がわかる
  • 来場した人がどこのゾーンに向かうか、どこに多く滞在するかがビジュアルでわかる

空間・エリアの価値を一概に評価することは難しいと思われますが、今後はデータに基づく定量的な評価がますます求められるようになると予想されます。空間のにぎわいや集客力などといったあいまいな指標を定量的に評価し、その結果を活用して空間・エリアのさらなる魅力向上・活性化につなげる、という好循環の一助になれば幸いです。

これからもさまざまな用途にお応えできるようアップデートしていきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

トレンドの活用事例

ご利用サービス