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2023年04月28日

  • コラム

人流とは?データの取得方法や活かせる分野について解説

人流とは?データの取得方法や活かせる分野について解説

感染症の流行によって世間からも注目が高まっている「人流」という言葉。

IT技術の発展により位置情報を取得しやすくなったことで、様々な分野で人流をデータ化して活用するケースも増えています。そこで今回は、そもそも「人流」とは何なのかをまとめるとともに、データの取得方法や活用例について分かりやすく解説していきます。

人流とは

「人流(じんりゅう)」とは、文字の通り“人の流れ”を意味する言葉ですが、具体的には、人がいつ・どこから・どこへ移動しているのか、また、特定の場所や時間に人がどのぐらい滞在しているのかなど、人の移動を伴う一連の動きのことを指します。

この人が移動する動き「人流」を分析することで、特定の場所の混雑状況や移動状況、さらには人々のニーズや消費傾向などを把握することができるため、都市開発だけではなく、マーケティングや企業の業務効率化などにおいても人流データの活用が進んでいます。

人流データの取得方法とは?

近年では、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末が広く普及したこともあり、以前よりも位置情報を取得する手段が増えています。

では、具体的な人流データの取得方法とはどのようなものなのか、分かりやすくまとめていきます。

GPS

GPSとは、「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略称で、人工衛星を利用して位置を特定する仕組みです。

GPSによる位置情報の取得は、主にスマートフォンのアプリを利用して行われています。例えば、地図や乗換案内、タクシー配車やフードデリバリーなど、GPSの機能を利用したスマートフォンアプリは多くありますが、そういったアプリを通じて位置情報を収集し、人流データとして活用しています。

Wi-Fi

駅や空港などの交通機関や商業施設、繁華街などに設置されたWi-Fiスポットにアクセスしたスマートフォンなどの端末の数や接続時間などをもとに、人流データを取得します。

Wi-Fiはアクセスポイントさえあれば屋内でも位置が測定できるため、他の手法よりも測位精度が高く、前述のGPSや次にお話しする携帯基地局では位置情報が補足できない場合などにも対応できるのが特長です。

携帯電話の基地局

携帯電話の基地局情報をもとに、それぞれの地域で携帯端末を持つ人の数を計測し、人流データとして活用しています。

新型コロナウイルス感染症において緊急事態宣言が発令された際に、繁華街の人出の変化をニュースで発表していたのは記憶に新しいかもしれませんが、携帯端末のGPS機能を切っていても、電波が繋がっていればエリアに関係なく位置測定が可能であるため、母集団が大きい場合の人数推計に効果を発揮します。

ビーコン

ビーコン(Beacon)とは、スマートフォンなどの端末に搭載されているBluetooth機能などを用いて10~100m程度の範囲で位置情報を伝える発信機です。

ビーコンは専用のアプリをインストールする必要がありますが、発信機が設置されている場所であれば、建物内や地下でも位置情報を取得することができます。また、位置情報の把握だけでなく、広告やクーポンを配信することができるため、小売店や施設案内などで活用されています。

カメラ

人流データの取得方法には、GPSやWi-Fiなどの携帯端末を利用した手法以外にも、カメラによる取得方法もあります。

カメラを利用した取得方法は、人がスマートフォンなどの端末を持っていなくても人流データを取ることができるのが特長。さらに、近年増加している人工知能を搭載したAIカメラを活用すれば、人の数や滞留時間を把握することができるだけでなく、人物の属性を分析したり行動分析を行ったりといったことも可能であるため、商業施設や小売店のマーケティングなどで活用されることも多くなっています。

人流データが活かせる分野例とは

人流データは、前述のような方法で収集したデータの統計を取ることで、都市開発や防災計画だけでなく、下記のような幅広い分野での取り組みに活かされています。

人流データの活用例

自治体都市開発、公共政策、地域活性化、防災計画など
交通機関運行ルートの改善、道路の整備状況の把握、渋滞の緩和 など
小売・外食・商業施設商圏分析、混雑状況の把握、レイアウト改善、イベント効果の可視化 など
広告・販促キャンペーン・イベント・広告などの効果測定 など
テーマパーク・文化施設施設内の動線を改善、混雑を改善 など
工場・物流倉庫業務効率化、安全確認 など
医療感染拡大予測、感染予防対策 など

人流データは単独で利用されることも多いのですが、近年ではAIなどの技術と組み合わせることで、自社の課題に合わせたより細かい動向が把握できるようになっています。そのため、今後は上記のような分野に留まらず、さらに幅広い分野において活躍が期待されています。

関連記事:「人流データの活用方法は?人流データの活用メリットと注意点、活用事例をご紹介

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関連記事:「マーケティングを効率的に!AIカメラによる顧客分析で店内・サービスを最適化

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